戦え!超ロボット生命体トランスフォーマーV(ビクトリー)


トランスフォーマー5周年目に突入記念として企画されたこの番組、旧シリーズとある程度連動し、
この時期、お蔵入りになっていた映画版のビデオを高かったけど販売するなど、なかなか気合の
入った企画になっていました。
番組の印象も悪くはなく、多少、話によって出来不出来はありましたが、総じて良編の多い
佳作だったと思います。あえて不満点を挙げるならば、中盤のやや重苦しい展開の長さと、
やたらと総集編の多かった事位でしょうか。
その総集編も、最初はただ単にフィルムを切ってつなげただけだったのですが、いつの間にか
アフレコにひと工夫加えられる様になり、これはこれでなかなか楽しく観る事が出来ました。
その中のひとつ、「友情のビクトリーアタック!」は、最後なのをいい事にしてか、やりたい放題、
完全に本編ではありえない世界が展開されてて、抱腹絶倒モノです。以下、そのあらすじを。


ビクトリーレオとスターセイバーが絶交。自分一人が動けば地球が救えると、おごり高ぶり
油断しているスターセイバーを、この時、デストロンが見逃すハズがなかった。
以前からスターセイバーのワンマン司令官ぶりに目をつけていたデスザラスは元気100倍、
この機会に意気揚々とエネルギーを奪い始め、スターセイバーを罠にハメるのに成功する。
「マルチ戦隊じゃムリなんだ!」素直で謙虚なヒヨッコ、ウイングウェーバーの頼みを聞き入れた
ビクトリーレオは、スターセイバーを助けに向かい、ビクトリーセイバーへと合体する。
ビクトリーセイバーは、圧倒的な戦力をもって一方的にブレストフォースを攻撃。あまりの
極悪非道ぶりを見るに見かねたデスザラスは、部下のピンチを救いに、ビクトリーセイバーの
前へ飛び出すのであった。いいトコあるぞ、デスザラス!

いや、マジこんなんだってば。


キャラクター私見

グループ別で紹介。この番組には、スターセイバーが言う所の「格」が存在するらしく、
彼を頂点とするグループとして見た方が解りやすいんで。


スターセイバー

友情に厚く、仲間を思いやり、平和を守るために命をかける、サイバトロン司令官には珍しく
非の打ち所のない性格。やたらと一人で背負い込もうとするんでワンマンは当たってるんだけど。
そこが逆におちょくり甲斐があったのだろうか、エンディングでは恥ずかしい過去を、
ある事ない事取り沙汰されていた。


ビクトリーレオ

瀕死の重傷を負ったゴッドジンライに、パーセプターが施した延命処置により誕生。
その姿は、サイバトロンの美的感覚ではメチャクチャおぞましい物であるらしく、
術後の完成予想図を見せられた時、彼は文字通りにガタガタ震えていた。
荒っぽい所は、なるほどジンライである。


グレートショット

用心棒の先生。いや、宇宙の傭兵にしてスターセイバーの親友。
戦闘能力はやたらと高く、ビクトリーセイバーと並んで、本編中ではほとんど負けらしい
負け方はしていない。苦戦したのはデストロン要塞ぐらい。
プライドの方も高いのか、ブレストフォースにハメられた時は、激昂して相手を片っ端から
ボコボコにしていた。


ロードシーザー(ブレインマスター三銃士)

サイバトロン一家的には、ジャンよりずっと年上のお兄さん達と言った所。
砂地に足を取られた際、なぜか脱出するために合体すると言う、どう考えても重くなって
余計に沈むだろうと言う作戦を敢行した、力と知恵と技のブレインの持ち主。
やはりと言うか、その時ブラッカーが一番重傷を負った。さぞかしいい的だったのだろう。
尊敬する武将が毛利元成である事は忘れてはならない。


ランドクロス(マルチ戦隊)

サイバトロン一家的には、ジャンよりちょっと年上のお兄さん達と言った所。
半人前扱いされるのを嫌い、ウイングウェーバーはしょっちゅうブラッカーにバカにされては
食ってかかっていたが、実力が伴なわずに足を引っ張る事もあったりしていた。
オマケにカッコつけをゴウリュウに揶揄された事もある。


イルミナ

本編中での出番は、ほんの4話程度だが、総集編には度々顔を出していたので、割と印象が強い。
最終回にて、実はスターセイバーが想い人であると言う衝撃の事実が発覚する
結構世渡り上手だったりするのだろうか。



デスザラス

将としての器はかなり小さい。ライオカイザーに水を開けられた時にはレオザック一人を
呼び出して威嚇し、最終決戦では不要になった部下を見捨て、最期はスターセイバーと心中
するのかと思いきや、自分だけ宇宙に脱出すると言う往生際の悪さを見せつけてくれた。
とにかくセコいのだが、皮肉ではなくそういう部分が彼の魅力の一つかと。
漫画版ではうってかわって、家族想いな単身赴任のパパさんであった。


ライオカイザー(ブレストフォース)

レオザックの事だから、どうせ口だけだろうと思いきや、合体したらホントに強かった。
当初はスターセイバーを完全に圧倒し、ビクトリーレオが登場するまでは向かう所敵なしであった。
しかも姿を消せるんだからズルいや。
最期はデスザラスに見捨てられて、宇宙のもずくになったかと思ったのだが、総集編の方では
スターセイバーに助けられた様である。


ダイノキング(恐竜戦隊)

漫才担当のやられ役。それでもマルチ戦隊よりはずっと強い。
努力の人らしく、コツコツとエネルギーをチョロまかして武器をこさえたシーンは、
その後に続く三文芝居よりも遥かに視聴者の涙を誘ったに違いないと私は確信している。


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