東京ミュウミュウ 人物、用語集




東京ミュウミュウ

対キメラアニマ用生物兵器ユニットの総称。敵を倒す原理については説明を受けても
イマイチ釈然としないのだが、友情パワーで主人公がパワーアップする所からすると
火事場のクソ力がその正体だと思われる。


桃宮いちご(ミュウいちご)

イリオモテヤマネコの遺伝子を持つため、平常時でも高い所から落ちても無傷ですんだり
天気予報を当てたり、走って車に追いついたりと、かなりの超能力を誇る。が、さすがに
ライオンには勝てない模様。あと、東京タワーからの着地も無理。
ざくろお姉さまのお眼鏡によると、4人の中で一番腕力があるらしい。確かにネコパワー
なしでも強引に2階からのダイビングに成功してしまう辺り、体力はありそうである。
ノセられやすい性格のため、割と頻繁にキレるが反省するのも早い。
何やら、自分が頑張ればみんなが幸せになれると思っているフシがある(11話前半等)。
興奮すると早口になるクセや、機嫌がいいと鼻歌を唄うクセがある。
耳と尻尾が出るのは、どちらかと言うと発情した時かネコ用アイテムを目にした時が多い。
思想がバラバラなチームを繋ぎ止める役割を持たされている(としか思えない)のだが
反面、孤独に対してはモロい面が見られる。


ストロベルベル

ミュウいちごの武器。普段は尻尾の先に収納されているようだが、取り出す時は手の中に
転送されるっぽいので、どこにしまっていてもあまり関係ない様に思われる。
おそらくは、白金がいちご達に浴びせた怪光線の発射装置と似たような仕組みで動いて
いるのであろう。11話のいちごの台詞から判断するに、エネルギーは外(ミュウ生物兵器
の体内)から取り入れていると考えられる。
あまり役に立たなそうな外見の割には、ブーメランの様に投げたりとか、バリアで味方の
攻撃の軌道を変えたりとかで、結構用法のレパートリーが広い。
他の武器と違って、どこを攻撃しているのか判別が難く、技の回避は極めて困難である。


ミュウベリーロッド

ストロベルベルをバージョンアップさせるパーツ。ただし、見た目も必殺技もそんなに
大きくは変わらない。
ストーリーにもそんなには絡まない登場の仕方だったが、愛の奇跡で新ロッド誕生などと
やられるよりは、はるかに気の効いた登場だったと言える。
漫画版によると、合体形態はミュウストロベルベルと呼ぶ模様。


ミュウアクアロッド

おそらくはミュウアクアのパワーを制御する装置。たかがネコやスナメリの1匹や2匹が
地球様を素でコントロール出来るハズがないので、なるほど理にはかなってる気がする。
漫画版ではミュウベリーロッドとあまり変わらないサイズだったが、アニメでは布団叩き
サイズへと、巨大にデザインが変更されている。
何やらいちご以外のキャラがロッドを振り回す機会はなさそうだが?


「みんな、行くよ!」

12話から必ず語られる様になった前口上。本編中では、それまで苦戦していた相手に
対して、ここぞとばかりに一斉攻撃を指示する際に使われる。
おそらくは「お礼にたっぷりご奉仕するにゃん」と同義語ではないかと思われる。


藍沢みんと(ミュウみんと)

ざくろお姉さまいわく、頭の良い子との事だが、より正確には、妄想力のたくましい子
と言った方がしっくりくるかと。
ノドジロルリインコの遺伝子との関連性は不明だが、大きな口を叩く割りには弱い。
30話にてほぼ全員が少なくともそれなりに空を飛べる事が判明し、その優位性には
疑問を抱かざるを得ない状況が続いたが、37話からいきなりブンブン飛び始めた。
しょっちゅう攻撃をくらっていても大事には至らない事や、レタスラッシュをマトモに
くらっても真っ二つにならない事から判断するに、防御力は意外と高い様である。
43話にて意外な強さを見せ、ざくろお姉さまをビックリさせたものの、どうやら結局
やられ役の座をキープしている様である。
口だけは達者であり、幸い(と言うよりおそらく白金の計算ずくで)ざくろ以外の
メンバーには扱いやすいのが揃っているので、初期の頃は前線指揮官としては
そこそこの成果を挙げてはいたが、結局いざと言う時はざくろお姉さまが仕切って
しまうので立場ナシである。
基本的にツッコミ属性である事や、度々他のメンバーとの連携プレーを披露している
事からすると、他人がいてこそ力を発揮するタイプなのかも知れない。
カフェミュウミュウではティーのテイスティングを担当。ひらたく言えばサボリ。
21話以降、しばらく真面目に働いてるかに見えたが、結局、安らぎのティータイムは
欠かさなかった様だ。


ミントーンアロー

ミュウみんとの武器。命中率はまあまあ。それなりに当たる事は当たる。
初期は、番組のっとりのために、主人公めがけて放たれる事もしばしばであったが、
最近はバリアを使ってはね返される様になったので、その手は通じなくなった。
威力の方は、3話でれたすの水芸を破った際に、「(相手が)弱すぎる」と
いちごにツッこまれた事から推して知るべしな感じであったが、いつの間にやら
用途に応じた撃ち分けが可能になってた様だ。
2話でキメラアニマの動きを止めるために弾がバリア状に展開した事や、9話で
一応敵にトドメを刺した事からするに、基本的にはストロベルベルと同じ原理で
動いていると思われる。


碧川れたす(ミュウれたす)

いちごがキッシュのオモチャであるなら、彼女は征海先生のオモチャである。
少なくとも、プチみゅうみゅうにおいては間違いなく。
生まれる前からスナメリだったとしか考えられないほど、遺伝子との相性は良い。
趣味は、人形を作って、夜中にそれを引裂く事。
他人を思いやる事が自己実現への道だと考えている様だが、発想自体がドリーム
がかっているため、しょっちゅうロクでもない事態を引き起こしている。
戦闘中でも出来もしない事を口走って結局役に立たない事がしばしばだったりする。
消極的な性格のため目立たないのは仕方ないとしても、今の所、スペック通りの
キャラ性能を発揮しているとは言い難いのが現状である。
進化型のキャラであるため、おそらくはこれもプロジェクトの一環として白金に
とっては計算ずくの事象でないかと推測はされる。
なお、水芸は漫画版によると本来とは違う力の現れ方らしく、動揺している時しか
使えない様に見えたが、19話以降は度々必殺技として使用している。
おそらく正確には水の制御能力の方を指していたのであろう。
カフェミュウミュウでは皿割り担当(漫画版)。接客が苦手なためか、アニメでは
最初の頃はテーブル拭きなどのお掃除をしている事が多かった。
いちごと携帯で会話する機会が多い。おそらく、れたすの側からは彼女との親交が
一番深いのではないだろうか。


レタスタネット

ミュウれたすの武器。切断能力を有する弾を一度に複数発射できるが、一端後ろを
向く予備動作が災いしてか命中率はそれほど高くない。
しかし34話にて、その動作のほとんどはハッタリである事が判明、実はあまり
大きな動作は必要ない、省エネ兵器であったようだ。
ンアローと同じく、射程範囲外に出た弾は自動消滅する。


黄歩鈴(ミュウぷりん)

体内にゴールデンライオンタマリンのDHAが流れているため非常に落ち着きがない。
それ以前に目立ちたがりのせいで場をブチ壊す事もしばしばである。
これらの性格は愛情不足を想起させるモノであり、なかなか出てこない彼女の実家の
描写が、なおさらヤバめな設定を連想させていたが、事実はその正反対であった。
古典的なギャグを好んだり、年の割に古い事を知っていたりするのは、もしかすると
親父さんの影響なのかも知れない。
随所におバカな発言が見られるが、それは年齢による経験値不足のせいであって、
彼女の頭がおサルさんと言うワケではおそらくない。
らっきょは嫌いなのだが、どういうワケか犬やれたすとは仲良くなれる様だ。
戦闘能力の方は頭一つ飛び抜けており、使い所を間違わなければ充分な戦果が期待
できる物と思われたが、結局の所、ザコその3の座に落ち着いた模様。
カフェミュウミュウでは大道芸を披露して、違う客層を呼び込んでいる。
ただし、漫画版では必ずケーキを落とすというトラブルがオマケに付いてくる。


プリングリング

ミュウぷりんの武器。大きさの異なる二つの輪の間に台形、つまりプリンの形をした
結界を発生させ、敵を閉じ込める事ができる。
ただその結界はプリンと言うよりはゼリーの方に見えなくもなく、漫画版ではマシャ
が結界ごとエイリアンを回収するシーンがあったが、やはりゼリーとしての説得力の
方に満ち溢れている描写であった。まあどっちにしろ、設定自体は非常に秀逸。
普段作りっぱなしにしているため、自分で結界を消す事はできないらしい。
結界から脱出した敵はしばらく存在しなかったため、当たれば勝ち確定の必殺技を
持っていたのだが、32話にてあっさりと脱出されてしまう。
そこまで人望がなかったのか?あの、おダンゴ頭は。


藤原ざくろ(ミュウざくろ)

ハイイロオオカミの遺伝子とは関係なく、元来やや一匹狼的な所が見受けられる模様。
納豆がウザくてしょうがないらしい。
戦闘能力は突出しており、変身しただけでザコを殲滅させてしまうなど、一人だけ次元の
違う世界を見せつけてくれたが、普段はみんなと仲良くザコその4の座をキープしている。
カフェミュウミュウでは客に無愛想を振りまいており、TVとはまるで異なるその対応は、
別人だと言われてもついウッカリ納得していまそうなほどの落差である。
他人になつかれるのは苦手だが、人の世話を焼くのは案外好きな模様。
実力主義者だが、何気にかなりなポジティブシンキングの持ち主でもある。
話によって強さがコロコロ変わるのも、普段は世話を焼かねばならない相手が多すぎて
目移りしていまうためなのであろう。
42話にて、2年前に家出している事や、教会に通っていた事が判明。その教会には誰か
彼女にとって大事な人が眠っているらしい。


ザクロスホイップ

ミュウざくろの武器。援護なしでもキメラアニマ(非フュージョンだが)にトドメを刺せる
ほどの威力を持ち、ひと薙ぎでザコ達を殲滅させられる。
その必殺技の直撃に耐えられる相手は、空雷扇など数える程しか存在しない。
なおかつ唯一、亜空間を切り裂く能力を持つなど、かなりの性能を誇る武器の様である。


「あたしに任せて」

戦闘中、割と頻繁に使われる言葉。ざくろや歩鈴のはほぼ信頼できるが、れたすのそれは
役に立ったためしがない。
いちごは逆にキメラアニマにボコボコにされて、この言葉を口にした事を後悔して事がある。


青山雅也

頭脳明晰、容姿端麗、おまけにスポーツ万能と、3拍子揃ったパーフェクト超人。
それでいて、なぜかエコロジーに情熱を燃やすオチャメな面も見せる。
・・・と言う設定かと思われたが、実はかなり用心深い、と言うか、周りをあまり信用しない
ダークな性格であった。
動物園のパンダみたいな状況は、面白く思っていない様だ。もっとも、いちごちゃんも
最初はパンダとあまり変わらない認識だったのだが、結局なんとかなってしまった所が
彼女の魅力なのであろう、多分。


蒼の騎士

いちごを守るためだけに生まれた戦士。謎の人物として登場していた間は、いちごの
ピンチを救いに、たまに現れていた。あくまでフォローであり、決して自分が出しゃばろう
としない所が、冗談でなく奥ゆかしい。
漫画版では本当にいちご専用なんで、かなりブッ飛んだ性格をしているのだが。
46話以降は、ミュウミュウの一員として参戦。どうやら空は飛べないらしく、アニメでは
意外と普通の人であった。
最終回では青山くんとごっちゃに扱われたため、いちごを守る剣としての出番は巡って
来なかったのが少々不憫な気がする。



カフェミュウミュウ

いちごいわく「地獄」。アニメ版ではケーキ食べ放題のみでコキ使われ、漫画版では
彼女のみに仕事が集中する様に出来ている。
その実態は白金達のアジト、いわゆる秘密基地となっており、喫茶店部分については
カモフラージュとしての他に、漫画版では仲間集めの情報収集という役目があったが
後の白金の言動からすると、どうやら後者はフェイクっぽい。
構造物は意外な事にごく普通の材質である様だ。おそらくエイリアンに対して物理的な
防御は効果が薄いのであろう。


白金稜

自称「ただの金持ち高校生」。μプロジェクトの元締めであり、話を引っかき回している
張本人。その言動はほとんどが突拍子もなくなおかつ強引極まりないのだが、どうやら
誠意以外は全てフェイクだと考えた方が話は早そうである。
最近では蒼の騎士が登場する前後に現れては白々しく画面から消えると言う所業を
重ねている。今の所、真意は不明だがちゃっかりエンディングにヒントが出てたりする。
μプロジェクトの原理や目的も果たしてどこまで信用していいのか甚だ疑問なのだが
おそらく本人はあえて承知の上でそれを行なっているのであろう。


赤坂圭一郎

カフェミュウミュウのパティシエ。常に白金のアシストに廻り、自分という物を余り表には
現さない。いちごいわく「はぐらかしの名人」。 たぶらかしの名人と言う気も。 時には視聴者の
視線をもはぐらかす、その手腕は賞賛に値する。
14話でのエピソードから推測するに、元来は一つの事にのめり込みやすい性格だった
ように思える。不良店員の巣窟なのにも関らずカフェミュウミュウを繁盛させてしまえる
のも、そういった集中力と凝り性の現れなのだろう。


マシャ(R−2000)

白金達からいちごが貰ったロボット。元来の目的であるエイリアンの回収機能の他に
キメラアニマ、エイリアン、青山君などを感知できる能力を持つが、こちらの性能は
アバウトであまり役には立たない。
大きさの全く異なる携帯ストラップに変身出来るという器用な機能も持っているが、
凄い必殺技が隠されていたりとか、スーパーロボットに変身したりする様な設計は
されていないらしい。



エイリアン

地球の先住民族(人類の古代種)。環境破壊を進める悪い人間の手から地球を取り
戻すために、日夜環境破壊にいそしんでいる人達。
白金の弁によると、話し合いが通じる相手ではないらしい。まあ確かに白金の視点
からだと、一方的に宣戦布告された様にしか見えないか。
現在、地球にいるのは、ディープブルー様及び彼に召喚された者の計4名。おそらく
生え抜きのエリートであると思われ、その能力はミュウミュウよりも明らかに高い。


キッシュ

ミュウミュウ影の主役。当初はいちごをナンパする事しか考えていない様に見えたが
実は故郷の仲間の事を、ディープブルーよりも大事にしているヤツであった。
サイを武器として使い、キメラアニマの種類は幅広く取り扱っている。
めったに見せない本気を出せばかなり強いのだが、それでも蒼の騎士には全然歯が
立たない。
強がりな性格で虚言癖が見られ、普段の言動は多分に自己中心的。


パイ

データ収集マニア。初期はデータ不足を撤退の言い訳にしていたが、最近はキッシュの
不確定情報を言い訳にしている。担当しているキメラアニマは水棲系だが、39話では
バクとラベンダーの合いの子っぽい新種のキメラアニマを使っていた。
おそらく、ディープブルー様への忠誠心は3人の中で一番高いと思われる。
キッシュの事は泳がせているつもりの様だが、まんまと一杯食わされたりもしている。


空雷扇

東京ミュウミュウにおける、最強武器。ざくろお姉さまの攻撃をも通さぬ防御力を持ち、
(よけられた事はあるが、耐えられたケースは数少ない)風を起こしたり、雷を落とし
たりと、攻撃力もかなりのモノの様だ。
ただし、赤坂さん(厳密には一緒にいた女性)にはなぜか通じなかった事がある。
技の名前は、どうやら数種類ある模様。


タルト

愉快犯。相手をビビらせる事に情熱を燃やしており、それ以外は割とどうでもいい様に
見える。アメリカンクラッカーを武器に使う。担当しているキメラアニマは植物系。
パイと行動を共にする事が多い。キッシュの事は、はっきりヤなヤツとして認識して
いるが、見殺しにするほど嫌っているワケではなかった。
最初はいちごと張り合っていたが、最近は歩鈴と張り合っているようだ。


パラパラ

パラサイトエイリアンの略称。生物にとり憑いてキメラアニマを誕生させ、最後には
マシャのエサとなる。
キッシュの新しいテクノロジーによって改良されたタイプは、人間のピュアなスピリッツ
とフュージョン出来るが、やっぱり最後はマシャのエサである。



その他の人々


柳田もえ

いちごの友人。大抵、みわとセットで登場する。性格はツッコミ属性で、みわと一緒に
いちごと青山くんの仲を冷やかしては、後で2人でためいきをつく事が多い。
キメラアニマ化して、白金達に求愛のダンスを踊った事がある。


本条みわ

いちごの友人。大抵、もえとセットで登場する。いちごの事は、常々ヘンな性格だと
思っていた様だ。
快活そうな外見とは裏腹に、どうやらおっとりした性格である模様。赤坂さんに詩を
贈るあたりから、かなりロマンチストな趣味であろう事がうかがえる。
おそらく、いちごやみわよりは裕福な家に住んでいるモノかと思われる。



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