間違った視点による、あ・ら・もーど


16話


間違った視点による、あ・ら・もーど

「じんぐっべーじんぐっべーすっずーがーなるー♪リースはここで靴下はこの辺でいいかな?ベリー」
「まあいいんじゃないでしょうか多分・・・ははは」
「でしょでしょ?後はそこのお星さま取ってくれるかなぁ」
「あ、はい、これかな?えっと、どうぞ」
「厨房から七面鳥をかっぱらってきたぜ!」
「たすく、ムチャクチャすんなー!」
「よーしツリーの飾りつけも済んだし、後はぁ・・・」
「後は、れたすと歩鈴がミュウミュウ焼を買って帰るのを待つだけですわ」
「そうそうミュウミュウ焼・・・って、あーしまった!正月とクリスマスを同じ日にやっちゃったよー」
「こんな時は踊ってごまかすに限るぜ『P・R・E・C・・・』」
「わーっ!わーっ!今は2003年なんだってばっ!」
「全くしょうがないわね・・・」
「たっだいまーなのだ!彦龍ラストナイトを見てたらおそくなっちゃったのだ」
「寄り道はするものじゃないですよね。ごめんなさいごめんなさい」
「おかえりなさーい。気にしなくていいですよ今は2003年なんだし」
「クリスマ・・・じゃなくって夕ご飯まで時間あるし、ミュウミュウ焼を食べよっか」
「そうですね、ではそこのテーブルでいいでしょうか」
れたすはそれぞれの顔の形をしたミュウミュウ焼を近くのテーブルの皿の上に広げた。
「サンキューれたす。んーと、あたしのはこれかな」
「お姉さまは饅頭になってもやっぱりお美しいですわー」
「ベリー、僕の顔をお食べ」
「いらんわ!」
「あ、白金と赤坂さんのもあるんだね」
「レアとか言って五倍の値段をふっかけられたのだ。とんでもないぼったくりだったのだ」
「それは災難だったねぇ。・・・あれ?そういえばあの二人は?」
「稜達なら、さきほど奥の方に引っ込んでいきましたわ」
「じゃあ私がお二人を呼んできますので、皆さんは先に食べててください」
「悪いわね・・・」
「これもリーダーの役目ですから」
れたすが白金達の所に向かうと、いちご達は一斉にミュウミュウ焼を口に運んだ。
「ではいっただっきまーす・・・あむっ・・・г?守護Hη猪09ёラビアンローズ!」
「こ、これは・・・ぼんやりしていてぱっさりとそれでいてしつこくにぎやかな苦味がっ」
「一言で言うと、まずいわ・・・」
「材料が悪ければ腕も最悪ですわ」
「どこが選りすぐりの材料なのだ!ぼったくりなだけでなくインチキなのだ」
「そうか?結構うまいぜ。この微妙な酸味とおコゲの香りがなんとも乙で」
「おバカなのは頭だけじゃなかったのか。ってなんだか今更だけど」
「ぐぬぬこうなったら白金達にすっごく美味しいと偽って・・・もしょうがないよね」
「あの二人じゃユニークな反応は期待出来ませんわね、いちごと違って」
「誰がユニークよ!繊細な乙女に向かってよくもよくも」
「洗剤のオートメーション?おおっ洗濯業界の革命なのだ!」
「繊細と言うより漫才ね・・・くだらない冗談に付き合うならば」
「俺とベリーは二人で一人だぜ!コンビ名はファング羊羹なんてどうかな」
「ベルトに羊羹つっこむつもりか!いちいちダジャレではり合うなっ!」
「大変です皆さん!」
いちご達が漫才かましてる所に、れたすが急いだ様子で戻ってきた。
「どしたの?」
「キメラアニ・・・聖薔薇騎士団の怪獣が現れました!場所は・・・」
「場所は比較的近く、れたすさんと歩鈴さんが買い物に行った辺りです」
「お前ら今日は店じまいするぞ。東京ミュウミュウ出動だ!」
続けて赤坂さんと白金も姿を現すとミュウミュウ達に命令を下した。

「はははは!愚かな人間共よ我等が理想に歯向かった事を後悔するがいい」
「ロイヤルハイネス、あれだよ僕達に従わない生意気なスーパーは」
「汚らわしい大人社会の産物め、聖薔薇騎士団の粛清を受けよ!」
「お待ちなさい!迷惑行為はそこまでですわ!」
「あたしがやらねば誰かがやる! だったらこの世は早い者勝ち!
ホントはいつ作ったネタだか覚えてないけど、 それでも地球の未来にご奉仕するにゃん!」
聖薔薇騎士団の二人が商店街で暴れている現場へミュウミュウ達が到着すると、
すぐさまいちごが口上を述べた。
「今はれたすさんがリーダーの設定なのにいいのかなぁとも思っちゃったり」
「あーゴメンつい勢いでやっちゃった。もっかいれたすがやってみる?」
「え?いいですよ私なんかがそんな」
「なんだいつの間にか無能がリーダーに政権交代していたのかミュウミュウ達は」
「無能って何よ!れたすはお料理結構作れるんだからね!」
「そうですわ、お人形作るのも上手ですし」
「毎日お皿を割るのもお手のものなのだ!」
「何やらあまり誉める所が無い様に聞こえるのだが気のせいかね?」
「どんな人間にも必ず取り柄はある物なのよ・・・」
「フォローになってないような気がっ」
「貴方達の目的は何ですか!?どうしてこんな酷い事を」
「醜い大人達が作った間違った世界を正しく作り変える、それが我ら聖薔薇騎士団の使命なのだ!」
「そこら辺の商店街と一体何の関係があるの・・・?」
「僕達の作戦には小麦粉が必要なんだ。それをここの大人達と来たら・・・!」
「小麦粉?訳が解りませんわ」
「愚か者め!いいか、こうしているうちにも小麦粉製品の値段が上がってしまったのだぞ」
「そうだよロイヤルハイネス。この間まで255円で買えてた物がいきなり398円にも
なってしまうだなんて、世の中絶対間違ってるよね。ちくしょう腐った大人達め」
「いきなり上がり過ぎだとは思うけど、でもお店の人達だって生活ってものがあるじゃん。
景気が回復してるって言う割りにはお父さんの給料が上がらないのは不思議だけどさぁ」
「ロディマスさんだかマグナスさんだかのローンの影響らしいと聞いたんですけど」
「なにそれっ! 外人さんが借金で首が回らなくなったからって事?」
「厳密にはその言い方だと正しくないわね・・・」
「わかったのだ! 最初っからあとは野となれヤマトのりだったのだ」
「どこから糊の話が出てくるのかね君達は。しかも時期が古いではないか」
「自分の事を棚に上げてよくおっしゃいますわね」
「これを書いてる時は『それタイムリーだ』ってノリノリだったらしいわ・・・」
「いったい何年ネタを寝かせてんのよ!」
「今は2003年ですっ!」
「やっぱりノリであってるのだ」
「ええい、貴様達と無益な議論をしている暇は無い。いくぞ!」
「やっぱりノリなのだ」
「それってもしかしてフエキかな?・・・ははは」


ほぼ4年振りのミュウミュウです。
前の話を忘れてカフェミュウミュウ内で歩鈴にボケやらせかけたりしましたけど。
次はスイートジュリエットが出てきてどうのこうのと言う予定ですが、
このペースだと8年後とかになりそうですね。


17話


間違った視点による、あ・ら・もーど

「今年もやって来ましたミュウミュウの季節が!」
「クリスマスと大晦日とお正月、まとめてやっちゃうのだ!」
「あのっ、今は2003年の・・・」
「あーひょほまっへいほひひんほへてふはら」
「イチゴさん、よく聞き取れないんですけど」
「ちょっと待って今チキン食べてるから」
「食べ物を粗末には出来ませんし、仕方ありませんちょっとだけですよ」
レタスはイチゴがチキンの照り焼きを食べ終わるのを根気よく待った。
「あーおいしかったごちそうさまー」
「終わりましたか、ではイチゴさん・・・」
「デザートだけは別腹だよねー」
今度はクリスマスケーキをたいらげ始めた。
「延長しないでください!」
「レタス、早くしないと年越しソバが延びますわよ」
「おっ雑煮♪おっ雑煮ーなのだ♪」
「七草粥がおいしいわ・・・」
「皆さん冬を満喫しないでください!」
「なんかもう脱線はいつもの事だし、ははは・・・」

「いつまで食っちゃべってるつもりなのだ、ミュウミュウ達よ」
「前回行くぞなんて言っちゃったのにこれじゃ立場ないよね、ロイヤルハイネス」
聖薔薇騎士団の二人は、前の話を無視したのん気な流れにいら立ちを見せていた。
「あの、ごめんなさい、ごめんなさい!」
「レタスさんが謝らなくてもいいですってば」
「あー食った食った。よーし行くよミント、ハートキャッ・・・」
「無理に時事ネタ入れないでください!」
「時代は常に最先端を求めているんだよ、ギャグは鮮度が命!なんてね」
「そのネタ3回くらい使ってます! しかもピンクと小さい所しか合ってないじゃないですか」
「じゃあプリンは、プリンはどうなのだ・・・!」
「え?」
「黄色で武道家でタンバリン持っててバリアだとかキャラが被りまくってるのだ!」
「えっと、あっちはお猿さん属性は無いかな、とりあえず」
「これは著作権侵害なのだ訴えてやるレベルなのだー!」
「そうね、私も紫の長髪で強くて美人で眼鏡キャラな所が被ってるのは我慢ならないわ・・・」
「ザクロさんは眼鏡なんかかけて無いじゃないですか。言いがかりはやめてください!」

「駄目だこいつら何とかしないと・・・」
「なんとかったってどうするのさ」
「どうやらぼくの出番のようだね」
ミュウミュウ達の勝手気ままさに呆れる二人の前に、少女の様な扮装をした少年が姿を見せた。
「この先の司会はこのぼくスイートジュリエットに仕切らせてもらうよ」
「また茶番をするのか?」
「そういうコト。ギャラリーの前でミュウミュウの人気を上げれば元は取れるからさ」
「しょうがないなぁ気が進まないけど」

『極悪非道の聖薔薇騎士団に対するは我らがミュウミュウ!さあみんなで・・・あれ、誰もいない?』
スイートジュリエットは意気揚々とマイクを握ったが、周囲に客が誰もいない事に気づいた。
「一般人の方々なら、とっくの昔にお帰りになられましたわ」
「ミュウミュウは終わコン、これからはプリキュアの時代だって言ってたかなぁ、ははは・・・」
「な、なんだと!いつの間にかミュウミュウブームは過ぎ去ってたと言うのか!」
「大量に作ってしまったミュウミュウグッズの在庫、どうするんだよ!」


なぜか12月になると更新したがる病にかかる様です。
予定では普通にズッコケやる筈だったのですが・・・みんなプリンがいけないんだ。


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