超獣戦隊ライブマン1話〜9話


1話   「友よ君たちはなぜ?!」


あらすじ

星博士の指導の元、科学アカデミアで最先端科学を学ぶ生徒たちは、そこで進められている
巨大宇宙衛星スペースアカデミア号の建造計画に参加。生徒達の多くはこの計画に夢と情熱
を燃やしていたが、月形剣史、仙田ルイ、尾村豪の3人は環境に満足できずに反発。悪の
大教授ビアス率いる武装頭脳軍ボルトからの招待を受け脱走する。
船外活動強化スーツの実験をしていた、雨宮勇介、大原丈、岬めぐみ、矢野卓二、相川麻里
の5人はたまたまその現場を目撃、いきなり光線銃を向けた剣史の攻撃から仲間をかばった
卓二と麻里が命を落とす。

それから2年後、ついにスペースアカデミア号 が完成するも、打ち上げ直後に武装頭脳軍ボ
ルトの襲撃を受け墜落。科学アカデミアも爆撃され、勇介、丈、めぐみの3人を除いたほとんど
が全滅してしまう。
悲しむ勇介たちの前に2年ぶりに姿を現わす、剣史、ルイ、豪。彼らは人間である事を捨て、
武装頭脳軍ボルトの幹部、ドクターケンプ、ドクターマゼンダ、ドクターオブラーとなっていた。

勇介たちはこの日に備えて2年前より改良を加えていた強化スーツを着用。雨宮勇介はレッド
ファルコン、大原丈はイエローライオン、岬めぐみはブルードルフィンに変身、超獣戦隊ライブ
マンと名乗り応戦するも、初めての戦闘に苦戦を強いられる。
イエローライオンの駆る超獣メカ・ランドライオンの援護で劣勢を乗り切るが、武装頭脳軍
ボルトのボフラー戦闘機の反撃を受け、さらに激しい戦闘になる。
(以下、次回へつづく)


総論

物語導入の前編。今回は、主人公達が戦う理由の動機付けに当たるのですが、この時点で
は剣史たちの理不尽な仕打ちに対する復讐が非常に大きなウェイトを占めています。
そんな彼らを導く役目を果たすのが、師である星博士。彼は常に生徒たちの事を思いやる、
先人の理想像として描かれています。今回は途中で出番がなくなっちゃうのですが、次の回
では主人公達を成長させる重要な働きを演じます。


見所

・密かに科学アカデミアのパソコンに写し出される、武装頭脳軍ボルトからの招待状。

この招待状を読む事ができる者は、この時点での科学アカデミアの誰よりも優れた科学力を
持っている事を示しています。能力至上主義の剣史たちには、さぞかし魅力的に映った事で
しょう。これを目にした時点で、さっさと科学アカデミアを脱走しちゃいます。

・初めての戦闘に苦戦する、ライブマンたち。

って言うか、厳密には敵の戦闘員(戦闘兵ジンマー)がシブといと言った方が正しいです。
首を飛ばされても目からビームを放ち、腕を落とされてもそれが指の力で動き襲いかかって
くるのですから。さすがはロボットだな、という所を見せつけてくれます。
ところで主人公達、「オレ達は、生きとし生けるもの達を守る戦士!」と名乗っちゃってますが、
構成からすると、ちょっとフライング気味ですね。
 


2話   「命に誓う三つの力」


あらすじ

ランドライオンとボフラー戦闘機の戦いに、超獣メカ・アクアドルフィンとジェットファルコンが加
勢し、一時コレを撃退する。
廃虚と化した科学アカデミアにて、勇介たちはガレキの下じきになっていた星博士を発見。
博士の口から秘密基地の存在を伝えられる。
そこに、ガードノイドガッシュを引き連れたドクターケンプが出現。ガードノイドガッシュにより
生み出される頭脳獣、バラバラヅノーと共に勇介たちを襲撃する。

博士を連れ、なんとか半壊した施設に逃れた勇介たちは、もう一人の生存者を発見する。
それはなんと産気付いた妊婦だった。
容赦ないボフラー戦闘機の攻撃に揺れる施設から、星博士は重傷の体をおして妊婦を避難
させ、その間勇介たちは星博士の作った秘密基地へ向かう。

勇介たちライブマンは行く手を遮るケンプに苦戦するが、隙を突いて必殺武器バイモレーショ
ンバスターを放ち、バラバラヅノーを倒す。
するとガードノイドガッシュのギガファントムによりバラバラヅノーが巨大化、このままではとて
もかなわない勇介たちは秘密基地グラントータスに逃げ込む。

グラントータス内には星博士の作った女性型ロボット、コロンが常駐しており、彼女から
渡されたフロッピーには、勇介たちの知らなかった超獣メカのライブロボへの合体プログラムが
収められていた。
再び超獣メカで繰り出した勇介たちはボフラー戦闘機の抵抗に合いながらも超獣メカの合体
に成功し、ライブロボでバラバラヅノーを撃破する。

だがしかし、星博士はこの戦闘の巻き添えから妊婦をかばったため絶命していた。
この事を知った勇介たちは、今後生きとし生けるもの達を守り抜く事を宣誓する。


総論

物語導入の後編。前回は復讐が戦いの目的だった主人公達でしたが、星博士の犠牲(おそ
らく、勇介たちが他人を巻き添えにするような戦い方をしなければ死ななかったハズ。それ程
ハッキリと描写されてはいませんが。)により、意識の変革を促されます。

スペースアカデミア号に武器らしき物が付いてなかったり、ワザワザ基地まで合体プログラム
を取りに行かなければならなかったりと、妙な回りクドさが見受けられますが、星博士は剣史
たちも自分の教え子だと思っているような台詞がありますので、おそらくは教え子同士の戦い
を極力回避したかったのではないかと考えられます(全てがことごとく裏目に出てますが)。


見所

・産気づいた妊婦に気付いた途端に、ガバッと飛び起きる星博士。

ついさっきまで気絶していた重病人とは思えない反応でした。この直前、気絶から覚めた時
でも開口一番「バカモノ!なぜ(基地に)行かん!」と勇介たちにゲキをとばしています。
とにかく徹底して他人を思いやる、やたらと素晴らしい人格者でした。

・ライブシールドの所存。

ライブロボの盾であるライブシールドは、今回非常にフレキシブルな運営を見せています。
合体シーンでは腕部に接続、殺陣では装着しておらず、必殺技のキメのポーズでは左手に
持っています。一回の話の中で全てのバリエーションを見せる、とても贅沢な演出です。
 


3話   「オブラー悪魔変身」


あらすじ

武装頭脳軍ボルトの幹部、ドクターオブラーこと尾村豪は頭脳獣ウイルスヅノーを使い、ウイ
ルスの効果を確かめる人体実験として一般市民を襲っていた。
現場に駆けつけたライブマンは、豪と頭脳獣の逃走を許すもウイルスのサンプルを入手する。

コロンの分析により、このウイルスが人工的に作られた物だと知った勇介たちは、かつて豪
と交わした会話を思い出す。彼はウイルス進化論の天才であり、人間はウイルスにより進化
する可能性のある事を説いていた。
件のウイルスは豪の開発した物であり、彼の目的はウイルスによる自分自身の肉体改造だ
と見抜いた勇介たちは豪を探索し、正に肉体改造の真っ最中の豪を発見、わいて出てきた
戦闘兵ジンマーとのもみ合いになる。

もみ合いから放り出された丈は逃走中の豪を発見。拳を振り上げるも、弱って命乞いをする
豪を見て逆に逃走の手助けをする。
「正気か?お前。」そんな丈を責める勇介。彼にとって豪は、卓二たち科学アカデミアの仲間
達のカタキであり、それはめぐみにとっても同じであった。

丈はそんな2人に、自分だけが知る豪のやさしさを語る。かつて豪は泳げないにも関わらず、
海で溺れている子犬を助けようとした事があったのである。
それを聞いた2人は、再び追ってくる戦闘兵ジンマーらに応戦、丈たちの逃走を手助けする。

しかし逃走中、ウイルスの効果が表われた豪は「最高の頭脳と最強の肉体を持つ生命体」
ドクターオブラーに進化。元気になった途端に手の平を返し、丈の抹殺を口にする。
彼にとっては、子犬を助けた事は恥ずべき過去であったのだ。

「もう友達でも何でもねえ!」  友への決別を口にした丈は、追いついた2人と共にライブマン
に変身、オブラーと頭脳獣の両方に圧倒されるも、相打ちを利用して何とか頭脳獣を倒す。
豪を止められなかった甘さを悔やむ丈、今彼らに出来るのは、青春を燃やし尽くす事だけで
あった。


総論

同じエピソードに対する、認識の食い違いが滑稽さゆえに残酷です。
子犬を助け(ようとして溺れ)た事(この事が豪に無力感を味あわせ、彼の肉体コンプレックス
及び人間への嫌悪感の一因となっている)に限らず、今回の逃避行にもそれが表われてます。
「だましたのか?!」と、かいがいしく友のために尽くしたにもかかわらず、それを無視して豪に
オブラーに変身されてしまった事を丈はこう解釈しますが、豪は丈をだましたりはしていません。
実はお人好しを利用しただけなのです。(よく見れば、少なくともウソは言ってませんね)


見所

・序盤、頭脳獣の追跡に失敗するライブマン。

モロに頭脳獣の反撃を食らってます。メチャクチャ無様です。って言うか、今回頭脳獣にはメカ
戦以外では手も足も出せていません。ジンマーには苦戦しなくなりましたが。
まだまだ戦いには不慣れな様です。

・「まかせてコロン。」(分析したウイルスの解毒を頼まれた、コロンの返答)

ヤッターマンか、お前は。ちなみにこの後、ウイルスの被害者がどうなったのかは、劇中では
描写されていません。この他、オブラーが変身する時だけケンプとマゼンダが現場に居合わせ
ていたりして、一瞬アレ?と思わせる描写が見られますが、これらは決して手抜きではありま
せん。短い尺(当時は25分枠でした)の中、描かなくても予想が付く部分は、あえて省略して
いるのです。
その証拠に例えば、丈が拾った空缶で川の水を汲む際、豪のために缶の汚れを落とすシーン
など、押さえるべき所はちゃんと押さえています。

・戦い終わった際の、勇介たちの会話。

豪の暴走を止められなかった事を悔やんでいるのかと思いきや、彼の身を案じているのは
めぐみだけで、他の2人はどうやら豪に一杯食わされた事を悔やんでいる様です。
会話のズレっぷりが今回のテーマを反芻している様でいて、何やら妙な味わいがあります。
 


4話   「暴け!ダミーマン」


あらすじ

武装頭脳軍ボルトの幹部ドクターマゼンダは、頭脳獣デンソーヅノーを使い、自らの開発した
ダミーマンをガス会社の工場に送り込む。
ダミーマンは人間そっくりに偽装しているため、工員として誰にも怪しまれる事なく工場へ潜入
する事に成功、首尾良くガス管に仕掛けを施す。

ダミーマンの仕掛けにより町中のガス器具から笑いガスが発生、パトロール中に昼食を取ろう
としていた勇介たちも巻き添えを食うが、めぐみにより救出される。
工場に向かっためぐみは、すれ違った工員からマゼンダ自作の香水の移り香がするのに気付
く。彼が怪しいとにらみ、あたかも挑発するかの様なバレバレの尾行を行なう。
尾行に気付いた工員は人間らしさを演じようとするが、かえってボロを出す事となり、ダミーマン
としての正体をめぐみに看破されてしまう。

逃げるダミーマンを追うめぐみだが、逆にデンソーヅノーに捕らえられ、処刑されそうになる。
そこへダミーマンに変装した 勇介たちが現れめぐみを救出、共にライブマンに変身して戦う。
デンソーヅノーの電送能力を駆使した攻撃に苦戦するも、ブルードルフィンの活躍により勝利
を収める。

戦い終わって、めぐみとコロンが作った料理を食べる勇介たち。
笑いガスによらない、本当の笑顔で青春を謳歌する3人であった。


総論

マゼンダいわく、「身も心も完璧な」人間になりすます事のできるダミーマン。しかしその実態は
あまりにも滑稽なシロモノであったりします。
ちなみにめぐみが正体を看破した際の台詞はこう、「本当の親切とは、手を引いてあげる事じゃ
ないわ。大きな荷物を持ってあげる事の方が思いやりってものよ。」

親切を演じようとしたダミーマンは、歩道橋の階段を登るお婆ちゃんの手を無理矢理引っ張って
しまったのですが、そのためにこんな事を正面切って指摘されてしまうとは。
マゼンダの目指そうとした完璧とは、おバカちゃんの事だったのでしょうか。
その無様な有り様は、あまりにも滑稽で、そして薄ら寒くもあります。


見所

・レストランでの勇介たちの会話。

なかなか注文した物が来なくてイライラする丈に対し、「パトロール中に食事をする時は、カレー
とか早くできる物を注文するのが心得よ。」と正論を吐きつつ、デザートまでいただくめぐみ。
優等生的な発言に思わずケンカ腰になる丈を、屁理屈でなだめようとする勇介。
主人公達の会話やリアクションのからみ合いが実に生き生きと表現されています。
この後、笑いガスにやられた丈の、やたらとハイテンションな台詞もまた傑作です。
「オイ、俺達のビーフシチュー焦げちゃってるよ、コレさあ!」(ゲラゲラ笑いながら)

・超獣メカ、アクアドルフィンの戦闘シーン。

巨大化したデンソーヅノーが暴れた際、ブルードルフィンが海に落とされてしまいます。
コロンの遠隔操作で、現場に向かって飛行中のマシンバッファロー内から、格納されてた超獣
メカ・アクアドルフィンが発進。ブルードルフィンを海中で回収し、追ってきたボルトのボフラー戦
闘機に反撃を行ないます。
発進シークエンスなど色々な事が説明されているおいしいシーンなのですが、回を重ねるとほ
とんど合体前のメカの描写がなくなってしまうのが残念です。

・事件解決後、仲間に手料理を振る舞うめぐみ。

昼間の喧嘩の仲直りの意味も込めているのでしょう。手伝ったコロンのエプロン姿がミスマッチ
で可愛いです。
それにしても、ドクターマゼンダは人間を無理矢理笑わせて一体何がしたかったのでしょうか?
 


5話   「暴走エンジン怪獣」


あらすじ

パトロール中の勇介たちの前に、今は亡き友、矢野卓二の弟だと名乗る少年が現れる。
少年は、兄の一番の親友であった勇介たちに、彼が設計した車を組み立てて欲しいと申し出る。
熱意にほだされた勇介は、あきれるめぐみ達の視線をよそに本業そっちのけで、卓二が設計した
車の組み立てに精を出す。

車の完成を間近に控えた真夜中、武装頭脳軍ボルトの幹部ドクターケンプはガードノイドガッシュ
を引き連れスクラップ置き場に出現。廃棄されていたエンジンに命を与え、頭脳獣エンジンヅノー
を生み出す。
エンジンヅノーは自分にふさわしい車として勇介が組み立てた車を選択、ボンネットの中にこっそ
りと忍び込み完成の時を待つ。

ようやく完成した車を試運転しようとした途端、勇介を乗せたまま車が勝手に暴走を開始。
勇介を迎えに来た丈とめぐみを跳ね飛ばしそうになり、勇介自身も車から放り出される。
勇介らの手を離れた車は町中を暴走、ケンプのもくろみ通り、人間社会に混乱を与える。

ボルトの仕業だとは気付かぬめぐみ達は、勇介の失敗だと思い込み彼を責める。
窮地に立たされる勇介に対し、少年は亡き兄からの信頼を口に出す事により助け船を渡す。
感動し熱く燃える勇介は、レッドファルコンに変身して暴走車を追跡、なんとかボンネットを射貫き
車を取り返す事に成功する。

だがしかし、追い出されたエンジンヅノーは今度は別の車を乗っ取り、再び暴走を始める。
それに対抗すべく、勇介たちは卓二が設計した車に改良を加え、ライブクーガーを作り上げる。

エンジンヅノーと共に意気揚々と暴走を続けるケンプに対し、 ライブマンはライブクーガーで勝負
を挑む。なみいる戦闘兵ジンマー達を蹴散らす、その圧倒的なパワーと火力の前には、ケンプと
言えども敵ではなく、弱ったエンジンヅノーは難なくライブマンに倒される。

兄の設計した車を見たいという夢がかなった少年からお礼の言葉を受け、すがすがしい気持ちに
満たされる勇介たちであった。


総論

なんとも強引な展開、って言うか丈とめぐみは引いちゃってて、ほぼ勇介だけが燃えて突っ走っ
ちゃってるのですが、「理屈じゃねえよ。ハートだよ、ハート。」と言うメッセージを、熱く、真摯に、
そして何よりしたたかに主張し通す作り手の手腕は実に見事であります。

それから注目したいのが、ジェットファルコンや今回のライブクーガーを自分達で作り上げる事が
出来る、勇介たちの技術力の高さ。当然、かなりの修練を積んでいる事が想像されます。
この番組は、受験戦争やそれを利用する者を思いっきり茶化していますが、勉学そのものは決
して否定はしていません。
おそらく、勉学を生かす方向に使えるいい見本が勇介たちであり、その理想とする姿が星博士
なのでありましょう。


見所

・「待て!頭脳獣!」

卓二が設計した車に忍び込もうとしたエンジンヅノーは思わずビックリ。
実はそばで寝泊まりしていた勇介の寝言なのですが、その後に続く「めぐみお姉ちゃんは、おっ
かないんだぞ〜。」という台詞から、なんとなく勇介たちがめぐみの尻に敷かれている有り様が
想像できてしまうのが面白いです。
 


6話   「襲来!生きた恐竜」


あらすじ

武装頭脳軍ボルトの幹部ドクターオブラーは、時空を操る能力を持つタイムヅノーを使い、恐竜を
現代社会に出現させる。
山中へと調査に赴いた勇介たちは、恐竜の子供が少年を追いかけているのを発見。攻撃を仕
掛けるも返り討ちに会い、丈のズボンの尻を食い破られてしまう。

少年の名は健一と言い、実は恐竜の子供をゴンと名付けてかわいがっている関係だった。
同居している祖父の話によると、10日前に行き倒れているのを見付け世話して以来、ゴンは
健一になついているとの事。

だがそこに当の恐竜を連れてきたタイムヅノーが現れ、恐竜の所有権を主張。ゴンの奪取を試み
勇介たちと衝突する。
勇介たちはライブマンに変身するも、タイムヅノーの時空を操る能力に苦戦。ブルードルフィンの
矢が能力を封じ、何とか敵を追い払う事に成功する。

ゴンを元の時代に帰すよう説得する勇介に対し、反発した健一はゴンを連れて逃走。やはりと
言うかオブラーとタイムヅノーらに捕らえられてしまう。
後を追ったライブマン達はすぐさま健一らを保護、さらにコロンがライブクーガーを駆って現われ
タイムヅノーを捕獲する。
タイムヅノーに向かいレッドファルコンは、ゴンを元の時代に戻すよう説得を試みるが、相手が
素直に応じるハズもなく、特殊能力で健一らをオブラーが捕らえた所まで時間を戻されてしまう。

絶体絶命の展開かと思いきやゴンは強く、健一を守るためにオブラーたちを次々とふっ飛ばし
て暴れまくる。
キレたタイムヅノーはゴンを攻撃、ライブマンはゴンたちの命の方を守るためにタイムヅノーに
ダメージを与えて撃破。これによってゴンが元の時代に戻る手段は失われる事になった。

当のゴンは別れたがらない健一と共に逃走をし、以下次回につづく。


総論

1話以来の前後編。メンバーの話をひと通りこなし新商品が出回り始めるこの頃に軽いテコ入れ
(?)が入るのは当時の戦隊の定番でして、この話でもスーパーライブクラッシュの背景や次回
の美獣ケンプの変身シーンに手が加えられてたりします。
余談はさておきこの話。どうもオブラーは恐竜軍団でも作りたかった様なのですが、実際連れて
来れたのは子供一匹。しかもタイムスリップ能力自体、もっと他に有用な使い道があるのではない
かという気がするのですが・・・。やっぱり天才の考える事はよく解かりません。


見所

・基地の中からマシンバッファローを操作するコロン。

さっきまでライブクーガーに乗って外にいたハズではないかと思いきや、タイムヅノーに時間を
戻された時に、いっしょに基地まで戻された模様。なにげに芸コマです。
ちなみに、彼女がボルトの前に姿を現わしたのは初めてらしく、オブラーに挨拶を披露してます。

・戦闘開始直後、ビームでタイムヅノーのパーツを破壊するライブロボ。

相手の一番やっかいな時間を操る能力を封じて瞬殺。だいぶ戦い慣れして来た様です。
 


7話   「恐竜VSライブロボ」


あらすじ

前回の失敗をケンプ達にバカにされたドクターオブラーは、ガッシュのギガファントムを応用して
今度は恐竜を巨大化して暴れさせる事を企てる。

健一少年と共に逃走していた恐竜のゴンは、腹を満たすために養豚場を襲って被害を与えて
しまう。
かけつけた勇介たちの手でなんとかゴンを生け捕りにするが、元の時代に帰る手段がない彼を
どう扱っていくかと言う問題に直面、ゴンを殺すかどうかと言う所まで追い詰められてしまう。

その時どこからか恐竜の声が聞こえて来た。ゴンの仲間がいる可能性を考えた勇介たちは
捜索を開始するが、それはケンプ達の罠だった。
その間、声に引き寄せられたゴンは健一と共に脱走。彼を巨大化させようと待ち構えるオブラー
の所へ姿を現わす。

ゴンに向かってギガファントムが放たれた瞬間、ケンプ達を振り切った勇介がなんとか健一を
救出するが、巨大化したゴンは健一の制止にも耳を傾けずに町の方角へと誘導され始める。

ライブマン達は超獣メカに乗り込み、ボフラー戦闘機の妨害を振り払いつつゴンを追跡、ライブ
ロボに合体してゴンを取り押さえようとするも苦戦する。
倒れたライブロボは視線の先にゴンを操っているオブラーを発見。ライブロボビームをオブラー
に浴びせて命令装置を破壊、コントロールを失ったゴンは絶命し埋葬される。

勇介たちは悲運の恐竜を忘れず、悪魔の科学に怒りをつのらせ戦いぬく事を誓うのであった。


総論

何とも重い話です。体の調子が戻ったのでしょうか、ゴンは1日に豚6頭もたいらげなければ
生きていけない様になってしまいました。とてもじゃないけど一般家庭で養える相手ではあり
ません。帰る道はなし(これはライブマンのせいなのですが、もとよりボルト側にその意志が
ない様なのでいたしかたないでしょう)、慈善事業で引き取ってくれる酔狂な施設もちょっとない
でしょう。だから死ぬしかない・・・と言うのはいささか極端なのですが、つまる所ゴンは許され
ざる命となってしまったワケです。

この辺りのテーマはオブラーに悪事を全て担わせる事により(ゴンをガッシュのギガファントム
で巨大化させる際、同時に放たれたオブラーの光線によって、ゴンの近くにいたジンマーが
バラバラにされています。これは、巨大化する直前にゴンが絶命している事を示しています)、
ライブマンに「命を弄ぶ相手を許さない」と言う大義名分を与えて巧みにかわしていますが。

おそらくは低年齢の視聴者層を考慮に入れて、あえて問題提起のみにとどめているのでしょう。
肝心のゴンの造形が、ヘンなヒレが生えていたり、中に人間が入っているのが丸解かりだった
りと、妙にファンタジックなのは、そう言ういたわりの姿勢の表われではないかと存じます。


見所

・「下等動物め、まんまと罠にかかりおったな。」

対する勇介の答えは「恐竜の声は、ゴンを送り出すためのオトリだったのか!」
ケンプの言う下等動物とは、勇介たちの事なのかゴンの事なのかが気になります。
それはそうとゴンの誘導装置、この時使ったのが1つ(ギガファントムの際、ジンマーと共に破壊)
ボブラー戦闘機に乗って町の方へ誘導したのが1つ、ドクターオブラーが持っていたのが1つと
計3つも登場してます。さすが天才は用意がいいのですね。
 


9話   「バラよ熱く香れ!」


あらすじ

勇介たちは、めぐみの友人、ゆかりと俊介の結婚式に出席していた。
そこへ謎の女が現われ、彼女が香水を一吹きすると、俊介は突然謎の女に夢中になって遁走、
結婚式は中止されてしまう。
謎の女の正体は、武装頭脳軍ボルトの幹部ドクターマゼンダ。彼女は、おろかな人間達が至上
の物と考えている愛を逆手にとり、男を自らの愛の奴隷とする香水、ラブトワレを開発していた。

自分の事など全く眼中にない俊介の様子にショックを受けるゆかり。彼女を慰めるめぐみ達は
謎の女が、ラブトワレの原料を入手するため、頭脳獣タンクヅノーを連れてガソリンスタンドに
現われたのを発見。正体を看破しライブマンに変身して戦うも、マゼンダに操られた俊介を相手
に苦戦を強いられる。
止めに入ったゆかりをも手にかけようとする俊介だが、突然苦しみだし倒れてしまう。

戦闘を切り上げ俊介らを回収しためぐみ達は、それまでの経緯からゆかりの胸に刺してあった
バラの香りにラブトワレの成分を分解する能力があるのではないかと判断、コロンに解毒剤の
作成を依頼する。

その間再びラブトワレの原料を集めるマゼンダと対峙する勇介たちだが、ラブトワレの力により
操られ、めぐみをピンチに陥れてしまう。
勝ち誇るマゼンダだが、ライブクーガーに乗ったコロンが現われ解毒剤を発射、正気に戻った
勇介たちの逆襲を受けラブトワレを失ってしまう。

勇介たちはライブマンに変身、戦闘兵ジンマーに苦戦 しつつもブルードルフィンの活躍 でタンク
ヅノーを倒す。

元のサヤに収まったゆかりと俊介は無事結婚式を再開、勇介たちは世界を救った二人の愛を
祝福するのであった。


総論

ケンプいわく「最も低俗な」オブラーいわく「不必要な」感情である愛を作り出し悦に入るマゼンダ。
結果的には手痛いしっぺ返しをくらってしまうのですが、彼女の計画自体は、後にビアス様が
実行して成果を得かけたギガブレインウェーブに通じるモノがあります。

さて、ラブトワレの精製には一滴につき300万ガロンもの石油を消費する必要があるのですが、
これでは世界中の男を虜にする前に資源の方が底をついてしまいそうです。
この件に関するビアス様の発言はこう。「石油などと言う原始的なエネルギーは全てラブトワレに
変えてしまうがよい」・・・さすがは悪の大教授サマ。 発想からして一般人とは異なります。


見所

・ラブトワレでガソリンスタンドの店員をいいなりにさせるマゼンダ。

石油とガソリンとは違うのでは?仮に融通が効くとしても、あまりにも効率が悪い 原料の集め方
の様な気がするのですが・・・。やっぱり天才の考える事はよく解かりません。
 


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