おジャ魔女どれみ#各話感想31話〜40話

個人的に面白いと思った話には#が、そうでなかった箇所にはbが最高で5つ付いております。



31話「魔法使いの国からFLAT4参上!」  bbbbb


主題...「一致団結。」

      3本の矢の故事にある様に、1本1本は貧弱でも3本合わせれば何とかなるという
      見本の様な話でした。


見所...アバンタイトル

      エンディングのセルフパロディは、ときめきトゥナイトのアロン王子を思い出させます。

    ・  いきなりデートに誘われる4人。

      ケーススタディがどれみちゃんのみだったのが敗因ですね。

    ・ (すっかりヒーロー気取りで)「ロイヤルパトレーヌの名にかけて!」

      23話同様、どれみちゃんのおチョーシ者の性格が大変良く表れている台詞ですね。


32話「とんでけピュー!ドドたちの大変身」  ####b


主題...「他人を思いやる心を大切に。」

      主にフジオの視点から語られます。彼にとっては人間界の連中は本来、他人中の
      他人なのがミソなのでしょうか。


見所...はづきお手製のハナちゃんの新コスチューム。

      ロイヤルパトレーヌとお揃いですが、キャベツを元にデザインしている様に思えます。

    ・ 飼い主と同じ性格の妖精達によるお茶の間コント。

      畳でズッコケ、オヤジに茶を浴びせるドジなドド。
      タオルをすかさず渡す、気の利くミミ・・・と思ったら雑巾やんけ。
      まだ中身は子供ですね。
      肩を揉んでくれと言われて孫の手をポンと無造作に置き(手渡しすらしない)
      見事にトドメを刺すロロ。おんぷっちがどれみっちを助けるシーンと合わせて、
      意外とガサツな性格がよく出てます。

    ・ 「はづきちゃんがフジオ君を連れ出してくれたおかげで魔法が使えてハナちゃんを
      助けられたんだよ。」(ラスト近く、ハナちゃんを連れて来たどれみのセリフ)

      もちろん大ウソです。本来ならロイヤルパトレーヌになれるかどうかすら解らなかった
      のですから。ウソも方便と申しましょうか、ほとんど救出に関われなかった事をはづき
      ちゃんに悟らせまいとする、どれみちゃんの気遣いなのです。マジで。


33話「遠足はみんなでハイチーズ!」  #####


主題...「あるがままの姿を大切に。」

      主に島倉かおりというキャラを通して、主観と客観の相克と言う形で描かれている
      様です。


見所...かなえちゃんにステーキ弁当を期待するどれみ。

      前の晩から考えていたのでしょう。短絡的な思考が実にかわいらしいです。
      深読みすれば、他人がいつも思い通りに動くワケではないと言う事を、島倉さんの
      いきすぎともとれる行動と共に示唆してオチまで結び付けている様にも思えます。

    ・ 3段重ねの弁当を自慢する麗香サマ、  即座にはづきの5段重ね弁当に敗北。

      見栄の張り合いにすらなっていないというムダ足っぷりが痛快です。

    ・ あいこのでっかいおにぎり。

      当然、自作でしょう。遠足にかけてる期待の大きさが、そのまま現れている様です。

    ・ 「私は一人だから」(消え入る様な小声で)

      老夫婦から写真撮影をことわる時のセリフ。次の34話でも写真を使った孤独の
      表現が出て来ますが、カメラを通してみんなを「見る」立場の島倉さんと、アイド
      ルとしてみんなに「見られる」立場のおんぷちゃんとで、全く逆の立場の二人が
      似た様な思いを味わっているとは興味深い描写です。

    ・ 「確かにどんな写真も今となってはいい思い出よね。」(ラスト近く、おんぷの台詞)

      一見、偽善っぽく聞こえる台詞ですが、自分に都合のいい情報しか認めない事の
      方がよっぽど偽善なのかもしれませんね。



34話「たこ焼きは仲直りの味」  #####

主題...「ケンカをしたら仲直りをしよう。」って、そのまんまやんけ。

      正直、始まる前は不安でしたが、意外な程面白い話でした。
      元はどうでもいいような原因なので、さっさと仲直りすれば良いのですが、
      おんぷちゃんの気難しさとそれに対する無理解からすれ違いが続きます。
      後半に魔法、パトレーヌコール、連絡ノートとあらゆる手段で仲直りを試みる
      プロセスが実に秀逸。
      「魔法(もしくは、それに替わる何か)」が「ほんの少しの勇気」を後押しする、
      どれみの王道とも言えるお話でした。


見所...ケンカの仲裁をしようとして火に油を注ぎまくるどれみ。

      ドジ全開です。おかげであいこちゃんはイオリ君(デジモン)モードに入って
      しまいました。

    ・ MAHO堂に仲直りのつもりでケーキを持って来るおんぷ。

      本心を口に出したがらない性格がよく表れています。即座に帰ってしまうの
      ですがちゃんとケーキを置いてあたり、自己主張を忘れていませんね。

    ・ 教室で渡されたノートに、ゆっくりぎこちなく手を伸ばすおんぷ。

      マネされてるみたいでイヤだったのでしょう。道具を使った方法は先日自分が
      失敗してるだけ余計に。案の定?余計なすれ違いを生んでしまいます。
      (多分、コレもどれみが原因を作ったのではないかと。)

    ・ 変身中すっかりネコになじむどれみ。

      カゴの中での会話中に、後ろ足で顔を掻いています。  おそらく無意識に。

    ・ パトレーヌコールを使った一連のやりとり。

      おんぷにも自分達とは違う世界がある事を知り(サンデーぷるるんは、この前
      フリですね)失敗を重ねた仲直り作戦もようやく成功します。
      いつもは存在自体が意味不明なアイテムですが、今回は非常に効果的な使
      われ方をされています。タイアップの一つの理想の形かも知れませんね。


35話「運動会ででっぺんをめざせ!」  ####b


主題...「感謝の気持ちを忘れずに。」

      もちろんバトルレンジャーが弱いのは演技です。子供の教育の為ワザとらしく
      やっているのです(首振りながら喋ってるでしょ)。
      それはそうとブルーが関西弁じゃないんですね。


見所...運動会の事をみんなに話しまくるぽっぷ。

      限度を知らない所や言葉が足りないところが幼児らしいですね。余談ですが、
      どれみちゃん ってハナちゃんの事になると性格変わりませんか?

    ・  ぽっぷがクルールポロンを回すシーン。

      考えてみれば初使用です。当然新作画です。だんだんおジャ魔女らしくなって
       きましたね。

    ・ 地面が泥んこでも組体操を行う決心をするぽっぷ。

      どれみ達の助力を無駄にしない、ぽっぷの心意気が気持ちのいいシーンです。


36話「あいこがライバル!スポーツ勝負!!」  ##bbb


主題...「しつこいヤツは嫌われる。」

      人の迷惑も考えずに自分の事ばかり押しつけるのはやめましょうというお話でした。


見所...「オリンピックにキャッチボールなんて種目あったかしら。」

      はづきちゃんの天然ボケ炸裂です。その前のあいこちゃんのズレっぷりにのまれたの
      でしょうか?

    ・  パトパソ接待再び。

      なんかパターン化しそうな気配です。かなりチョーシこいてるせいか、これまた32話と
      同じパターンでロイパト達にフッとばされます。自業自得ってヤツですね。ところで「猫
      の爪カットして下さい」ってアドリブでしょうか。

    ・ 「基礎から鍛え直したら、そのうちあたしと張り合える様になるかもしれん、その時は
      もう1回勝負しようや。」

      訳すると「10年は顔見せんな」と言う意味です。体よく追い払われましたね。
      世知に長けた(無印3話参照)あいこならではの台詞ではないでしょうか。


37話「ハナちゃんもぽっぷも試験中!」  #####b


主題...「助け合いの心、大切に。」

      ウサギとカメの童話に対し「どうしてカメさんはウサギさんを起こさなかったの?」とツッ
      コミをいれた子供がいたそうです(元ネタは落語)。
      今回のぽっぷも童話の中のカメさんと同じ事をしようとして、それをどれみにたしなめら
      れます。実はウサギとカメをモチーフにしたアンチテーゼのお話だった様ですね。


見所...だんだん煮詰まってくるぽっぷ。

      度重なるアクシデントの発生に、わざわざ電話で文句を言ってきます。そして思わぬ苦
      戦により、わざわざ足を運んで来たどれみに対しふてくされた態度を取ってしまいます。
      しまいには、オトリ作戦の時にファファが虫取り網につぶされても、全く気にも止めない
      様子にまでなってしまいます。
      言うまでもなく、これが「やったぁー、追い抜くチャンスー!」につながるワケですね。

    ・  心配性のどれみ。

      昼から寝てると言えば様子を見に行き、試験の時にはわざわざアドバイスをよこし、クレ
      ームをつければ親切に対応します。過保護に見えそうな程の気の回しようですが、先輩
      風を吹かせたがる一面は、この妹想いな所から来ているのかもしれませんね。

    ・  ベッドに腰掛ける際、スカートをおさえるどれみ。

      脱ぎ散らかしのどれみとは思えないおしとやかさです。母性回路のスイッチがONになっ
      といたからでしょうか?

    ・  一度もぽっぷの様子を見に来ないおんぷっち。

      「ぽっぷちゃんなら大丈夫よ。」という台詞から、ぽっぷを信頼している事と、個人主義な
      面がうかがえます。落ちても大丈夫という意味にも取れますが。

    ・ 空缶ロボが崩れた時、水晶玉の前でハッとするマジョハート。

      試験会場から近かったのでしょうか?どっちみち、マジョハートが誰を見ているかがよく
      判りますね。


39話「わがままっ子と怒ったかいじゅう」  ##bb


主題...「八つ当たりはやめよう。」

      かつて似た様な悩みをかかえ、似た様な問題を起こしてきた、おんぷちゃんが
      忠告すると言葉に重みがありますね。


見所...「おばさん達の食い気は止められないわ。」

      食い道楽に走るマジョリカとララを指して、はづきちゃんが言ったセリフ。
      思わず本音が?

    ・  「いつもはそんなに悪い子じゃないんだけどね。」

      異常行動をとるちからちゃんをフォローしておんぷちゃんが言った台詞。
      こちらもうっかり本音が?
     


40話「春風家にピアノがやってくる!」  #####


主題...「失敗は、いつかやり直せばいい。」

      今回、はるかにとっては2度めの、どれみにとっては1度めの人生やり直しの
      話です。はるか、どれみ、ぽっぷのコンプレックスが、その連鎖の原因を突き
      詰める事で解決する見事な大円団。
      こまかいケチのつけようもなくはないのですが、 ものすごく力の入った素晴らし
      い大傑作でした。


見所...「ええ、喜んで教えさせてもらうわ。」

      ピアノを教えてとねだるぽっぷへの、はるかママの返事。自分に言い聞かせる
      様な感じで言葉を選んでいるのがお分かりいただけるでしょうか?
      2度と過去の過ちを繰りすまいとする、強い自戒の念が感じ取られます。

    ・ 珍しくテーブル拭きのお手伝いをするどれみ。

      本当に珍しいです。よほどぽっぷの事が気になって仕方ないのでしょう。

    ・ ぽっぷの涙目。

      1回目はタイミング悪く渓介が新車を買ってしまった時、2回目は50万円が今
      すぐ用意できそうにない大金である事を悟られた時。
      なんとかフォローをしようと虚勢をはる渓介ですが冷や汗ダラダラ。はるかと
      どれみは力なく笑うしかありませんでした。

    ・ 「何言っているのよ、車がなかったら取材にも釣りにも行けないじゃない。」

      ピアノを買うために車を売るかもしれない渓介の発言に対して、はるかの返事。
      よく釣りの事でケンカしていますが、釣りそのものが嫌いなわけではない事が
      解かります。

    ・ オモチャのピアノを持ってきた時のぽっぷの表情。

      口の端が喜びでほころびっぱなしな所に、スタッフの徹底した気配りが感じ取
      られます。

    ・ 台所での、どれみと渓介の会話。

      はるか本人には言えないうらみつらみを渓介にもらし、今度こそはと言う期待を
      口にするどれみですが、決してグチっぽくならない所に家族への気遣いが感じ
      取られます。

    ・ 魔法でピッカピカのピアノを出してしまうどれみ。

      よく見りゃ、呪文を唱える前からすでに、とても嬉そうです。全然嫌いじゃないじゃん。

    ・ 大事な釣竿を売ろうとする渓介。

      かつて、はるかがどれみのためにピアノを犠牲にした様に、渓介も思い出を一つ
      犠牲にしようとします。実はこれでは新たなコンプレックスをまた一つこさえてしま
      うだけであって、何の解決にもならないのですが。
      しかし、心意気に打たれた編集長の計らいにより、結果的には何一つ犠牲には
      ならない大円団へと結びつきます。これが今回のミソです。
      もちろん出来過ぎなのは作る方も解かってらっしゃいますよ。編集長、思いっきり
      吹き出していましたから。
     


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