おジャ魔女どれみナ・イ・ショ各話感想

個人的に面白いと思った話には#が、そうでなかった箇所にはbが最高で5つ付いております。



1話「波乱のサイクリング 〜男の子のないしょ〜」  ####b


主題...「人生とは妥協の連続である」

      「どこまで行けるか」が目標であるので、まさか本当に自転車で富士山なんか行けると
      思ってる訳ありませんが、無謀にも程があります。
      リーダーだけでなく全員意思確認がいい加減なのも、着地点があやふやだからなのでしょう。
      最初から力量に沿ったプランを立てていればこんな事にはならなかったのですが、
      こうやって挫折と妥協を覚えて少年は大人になって行くのです、きっと。


見所...走りながらパンツをかわかす小竹。

      どれみちゃんの言う通り、正に美空小の恥ですね。

    ・ 「もう食ってるやん」
      即ツッコミ。そう言えばそういうキャラでしたね。

    ・ 「うまいねーこれどこで買ったの? サイコー」
      今ひどい自作自演を・・・。それはそうと変身時間長いです。

    ・ 「よく言うよショボくれて泣いていたクセに」
      チクり疑惑が男の子の間で発生しないかちょっとだけ心配です。


2話「N.YのMAHO堂 〜ももこのないしょ〜」  ####bb


主題...「ずっと見ているよ」

      魔女なら見守る事も本当にできちゃいそうな気もしますが、実際はそんな事は無く、
      あくまでももこちゃんの内面の問題でしょう。
      旧友の現在の生活を受け入れ、マジョモンローとの別離による挫折も埋め合わせる
      事が出来た、劇中で見られなかった彼女の姿を見られたのは本当に良かったと
      思いました。


見所...「そんで、おっきなステーキ食べてるかもよー」

      アメリカから連想するのがコレ。なんとも彼女らしいです。

    ・ 度々何かを覗き込むおんぷちゃん。
      視線を強調して、最後のマジョモンローの台詞に繋げるのが目的でしょうか。

    ・ 「じゃあ誰かが意地悪したのかしら」
      主にボブが率先して。囃し歌の指揮も彼でしたので何でも率先してやりたがる
      タイプだろうと思いますけど。


3話「泳いでナンボ! 〜あいこのないしょ〜」  ####b


主題...「口は災いの元。」

      全くもってその通りです。最初に余計な挑発をしなければ
      勝っても全員から相手にされないと言う恥をかく事も
      謝っても上から目線で物を言われるという屈辱を受ける事も無かったでしょうに。


見所...沈む見本の様なあいこちゃんの泳ぎ方。

      手が出鱈目で顔が上がり過ぎで、バタ足のやり方も間違ってます。
      二回目のシーンでは少し上手くなってますが、なぜか次のカットでは逆戻りしてたり。
      自己流故の不安定さなのでしょうか。

    ・ 二本のオイコーラ。
      タライらしき物の重しでしょうか。こういった小道具はちょっと嬉しいです。

    ・ 「バタ足は膝から下だけじゃなくって腿から大きくするの」
      大きくと言うのは単純に面積の事であって、そのぶん推力が出るからです。
      振り幅は小さめの方が水の抵抗が少なくて良いです。
      原理は全然違いますが、数学の合力をイメージすれば解りやすいかと。


4話「ノンスタンダード 〜おんぷのないしょ〜」  ####


主題...「柿食えば鐘が鳴るなりのど自慢。」

      マンネリとは恐ろしいものです。完璧にこなしているはずの事ですら
      いつの間にか陳腐なものへと変わってしまう。
      時には林檎ならぬ柿を齧りながら歌ってみるといった様な工夫も
      必要とされる事でしょう。


見所...スケジュール内の英会話。

      おそらく後の話を意識したものでしょう。

    ・ 「だったらどうしろって言うの?!」
      自分でなんとかしろって事でしょうか。シチュエーションにはさほど意味は無く、
      この話でのおんぷちゃんの閉塞感を表したものかと思われます。

    ・ 「こんなの違うこんなの私じゃない。」
      試行錯誤その一。
      魔法は、母親の言う、努力によって得た恵まれた環境のうちの一つ、
      現在でのやり方を示しているのではないかと思います。
      しかし魔女見習いは人間に知られてはいけない決まりがあります。
      他人に見てもらえない自分、すなわち観客不在です。

    ・ 「お洋服濡れちゃうのに・・・。」
      他の三人が能天気な感想を持つ中、はづきちゃん一人だけ違う感想を持ちます。
      これ自体は元々他の人とはズレた感覚を持っているからだと思いますが、
      なぜか今回彼女は目立つ描写が多いです。

    ・ 「バカみたい寒いだけだわ。」
      試行錯誤その二。
      あえて傘を外すと言うやり方は自傷的、無印時代の様なやり方です。
      しかし当時の彼女は既に存在していません。
      他人に認識してもらえない自分、これまた観客不在です。

    ・ 「昨日まで誉められれば嬉しかったのに、今は嬉しく無い。」
      単純に考えてみましょう。
      以前は誉められる事が楽しい。 言い換えるならば、自分を認められたい。
      これは、母親の台詞からみて既に達成されていると言えます。
      満たされた事による目的の喪失、これが今回彼女が感じた違和感の
      原因なのではないでしょうか。
      満たされた事自体がまずは変化。そこから先を求めるのは欲張りさんだと。

    ・ 握り潰してしまった花を魔法で治そうとするおんぷ。
      微妙に禁じられた魔法に抵触しそうな気が?
      それはそうとこの辺りは普通に前半のおさらいでしょうね。

    ・ 幼い頃手が届かなかった柿をぎりぎり手に取るおんぷ。
      試行錯誤その三。
      原点回帰と言うか、おそらく観客は(更に昔の)自分自身。
      その前で、過去と同じ様な事をしての、今度は失敗ではなく成功を手にします。
      過去の自分と照らし合わせての比較、新たな視点の獲得と言う事なのでしょう。

    ・ 「違う。変わった物もあるけど変わって見えるんだ」
      何が違うかと言うと、周りがつまらないものへと変わったと思い込んでいた、
      認識のズレ。見ていなかったのは周りでは無くむしろ自分。
      見えていないから見当違いの事をやって失敗していたのではないでしょうか。

    ・ 柿を齧り「おいしくない。」
      ポジティブな台詞が来るかと思いきや、これは意外でした。
      今回、何度も同じモチーフを繰り返して暗喩させてる節がありますので、
      あえてネガティブに取れる様な発言をさせているのでしょう。
      そこから踏み出せる様になった事が今までとの違いと言う事なのでは
      ないかと思います。

    ・ おんぷに説教する母。
      あくまで内容は仕事に対するプロとしての姿勢の有り方についてであって、
      それ以外には触れていません。と言うかおんぷちゃんの発言待ちです。

    ・ 「もっと・・・もっと自分を試してみたいから」
      思いっきり「自分」なのがおんぷサマらしいです。
      これも他者との関わり方の変化ではあるのですが、足りないものに気付くのは
      時系列的にもう少し後の話になります。


どれみ目次に戻る

トップに戻る