42話「ドキドキ!ふたごの不思議なまほう」 ####
極めて丁寧な描写の積み重ねが、地道に光る良作でした。 一見、「ウソつきはやめよう」と言う教訓めいた話の様に見えますが、実はじゅんじ 君には「どうして自分はよう子ちゃんじゃないんだろう」と思っている様なフシが見受 けられたり、ともや君は最後までじゅんじ君とよう子ちゃんをゴッチャにしている感 があったりと、 むしろ登場人物の至らなさも含めた行動原理の方に描写の重点を 置いた話である事に敬意を表したいと思います。
聞き出す事にあったので問題ないかと。 って言うか、よう子ちゃんを他のメンバーに任せると、怒り出したり説教し始めたり して問題を悪化させかねませんので、結局は彼女が一番適任だった様です。
43話「おジャ魔女は海を越えて」 ###b
今回の話には、ヤボな時事ネタも、ベスがペンダントを無くした理由付けも必要は ありません。今のベスとももこに何が必要だったのかが大事なのです。 まあ、その辺はイマイチピンと来なかったってのが正直な感想なのですが、魔法で 物理的な距離は縮められても、心理的な距離は縮められない(ベスの今現在の生 活を壊さないように配慮してますね)描写がなされているのは、なかなか興味深い かと思います。
今回、作画枚数が目にみえて少ないのはいたしかたないとして、少なくともぞんざ いな仕事はしていない事は理解できるのではないかと思います。
44話「あいちゃんが帰っちゃう!?」 ####
今回、いつものあいちゃんとは違った言動が見られますが、よく見れば自分の要求 よりも家庭の事情を優先させるのは無印の3話と同じで、家出して人の気を引こう (今回、言い出しっぺは幸治さんなのですが)とするのも無印34話と同じです。 おそらく彼女は、自分が両親の負担となるのが一番つらいのではないでしょうか。 だから「あいこ喜べ。お母ちゃんが(わざわざ大阪から)ミシン買うて来てくれたぞ」 などと、あからさまに不自然な見栄を張られた事に本気で腹を立て、本意でないに せよ「あんな(自分のせいでふてくされた)お父ちゃん見るのイヤやねん。」と、幸治 さんの前から姿を消そうとしたのでしょう。
彼女は(赤の他人とは思ってないにせよ)よその家の人なのでしょう。 あいちゃんの「親友」の横川信子。
玉木の、パパへの溺愛ぶり。
45話「みんなで!メリークリスマス」 ##
今年のご乱心は目立たない方だと思っていたのですが。 コレって責任転花ですか?
弱点を克服してる事をアピールしているのが、何とも彼女らしいです。 いや、ホント、名シーンなんですけどね・・・。
47話「ハナちゃんの大冒険」
48話「手がかりゼロ!最後の試験」 ###bbbb
怒るのが当たり前だと思うのですが。 まあ自業自得なのかも知れませんけど。
にでんぐり返しが組み込まれると見て間違い無いでしょう。 この番組では小学生以下はOKなハズ。今から新シリーズが楽しみです。
49話「目をさまして!!あやつられたももこ」 ####b
てっきり、ももちゃんの過去と現在とを両天秤にかけた葛藤をネチネチと描写 するのかと思いきや、そんなヤボは微塵も見せない作りに久々に好感が持て ました。文字通り、魔法が背中を後押しする展開も見逃せません。
現在を歩いて行くために、過去は過去として全てを受け止める、そういった姿 勢を持つに至るまでの過程を、決して押し付けがましくならない様にオブラート に包んで表現するポリシーが実に見事です。 ・・・やっぱり、先々代サマってイイ人なんじゃ?
50話(最終回)「さよなら魔女見習い」 ###
おそらく不可能ではなかったハズです。例えば、48話のラストをももちゃんが ハナをさらって行くシーンでシメて49話の内容をAパートでやり、今回のサン ダーブレイクは丸々カット。マジョモンローとの別れから直接先々代サマとの やりとりへとつなげる、と言った感じに。 あえてそれをやらなかったのは、今回どれみ達が石を投げに来た人間では ない事を示したかったからなのです。戦いうんぬんではなく。 ただ友達ヅラしに来ただけ(友達と親友と大親友を使い分けている辺り、なか なかしっかりしてますが)では先々代サマの涙を止める事は出来ないのです。 今回の話は、マジョモンローからオヤジさんのシーンまでへの単なるつなぎと 言うワケではありません。決して。
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