も〜っと!おジャ魔女どれみ各話感想

個人的に面白いと思った話には#が、そうでなかった箇所にはbが最高で5つ付いております。



1話「どれみ、嵐の新学期」  ####


主題...「コミュニケーションを考えよう。」  

      ・・って、そのまんまか。元老院の存在が興味深い所です。女王サマの独裁ではなく
      コミュニケーションによって魔女界の政治は成立しているんですね。


見所...おニューのお着替えシーン。

      ブーツ装着の際、ガニマタ派と内股派に分かれてますが、果たしてももちゃんはどっち
      になるのでしょうか。(どっちでもなく直立不動とか?)

      どれみ・・魔女見習いに戻れるのが、よっぽど嬉しかったのでしょうか。チョーシこいて
                  ラインダンスまでやってます。ブーツを装着する際におもいっきりしゃがみこ
                  んでるガサツさも彼女らしいです。

      はづき・・異和感丸出しな、日舞の動作を組み入れてしまう天然っぷりがナイスです。
                  ブーツが実体化する前の回転がゆっくりめなのも見逃せません。

      あいこ・・最初に足を振り回すオーバーなアクションや、柏手のような手の叩き方など
                  非常に勇ましい感じの振り付けです。とりあえずマネをする時は、回りのお
                  友達に気を配ったほうがよさそうです。

      おんぷ・・指先の動きが、かなり意識されています。手首を叩く時に拳を握っていませ
                  んし。一番マネしにくそうなポーズな所がチャイドルとしてのスキルの高さを
                  見せつけてくれちゃってます。
     

    ・ パティシエへのお着替えシーン。

      無印時代の手順をアレンジしてあるのが秀逸です。布素材の特性を生かした変形が
      斬新でもあります。欲を言えば、パティシエポロンも変形してほしかった所ですが。


2話「ももこが泣いた!?ピアスの秘密」  ###


主題...「共感は理解への第一歩。」 かな?

      個人的な見解ですが、この番組がテーマとしてかかげている「コミュニケーション」
      には、たやすい順に並べると「同情」>「共感」>「理解」>「実感」という概念があ
      るのではないかと私は考えています。
      「実感」をするには少なくとも相手と全く同じ体験をせねばならず、何から何まで全く
      同じ人生体験をおくる人間は1人として存在しないために、100%の「実感」という
      のは成り立ちません。それならばせめて相手の事を「理解」するぐらいは出来ない
      ものかと。
      彼女達の場合、「誰かのために禁を犯した事による、資格の喪失」という非常に近
      い共通体験があるため、互いに共感を得やすかったのではないでしょうか。


見所...ももこがパティシエ服に着替える際にマユをひそめるおんぷ。

      客観的に見れば、お菓子を作るワケでもないのにいきなり着替えるのは不自然で
      すね。この場面でパティシエ服のインカムに翻訳機能がある事を知っているのは、
      ももこちゃんと視聴者(前回の予告で予備知識は習得済み)だけです。
      このシーンや6話の「ハナちゃんに会えない規則」(コレはトートツに設定を打ち出す
      事により、視聴者とどれみちゃん達4人との間の共感を一時的に断ち切る役割があ
      ります)のように、今回のシリーズには意図的に流れをさえぎる事により、ももこちゃ
      んやどれみちゃん達とは違う第3の視点を生み出させようとしているフシがあるよう
      に思えます。


4話「ようこそスイートハウスへ!」  ####b


主題...「蓼食う虫も好きずき。」

      ヘンテコ好きこと小竹君。どれみちゃんのクッキーが売れ残るだろう事は、ちゃんと
      予想していたのでしょうね。なにしろ、ゆーか先生の目にすら入らない程のシロモノ
      でしたから。
      しかし、絶妙のタイミングでフォローを入れる、なかなかの男っぷりを見せてくれた
      にもかかわらず、当のどじみは全然感付いてくれてない模様で・・。御愁傷様です。


見所...サンデーぷるるんが始まったばかりなのに、ラジオのスイッチを切るあいこちゃん。

      開店準備に忙しい様子がよく表われていますね。

    ・ いくら食べても太らない体質の、ゆーか先生。

      なんとなく、いろんな才能をムダ使いしてる人のような気が・・・。

    ・サッカー部なのに 、小竹と一緒にMAHO堂にやってこない、木村。

      おそらく小竹がテレなくていい様に気をつかっているのでしょう。
      なにげに優しいヤツです。


5話「SOSトリオが解散!?」  ####b


主題...「人を見た目で判断しちゃダメダメ。」

      杉山クンは最初、けんじを顔で判断しています。ほとんどダメ元な矢田にまで声を
      かけているのに、ハンサムなけんじをスカウトしようとは思っていませんでした。
      ケンカをした時も同様、何でも持っている(ように見える)けんじに対して激しい嫉妬
      をあらわにしています。
      「何だよそれ、お笑いにはそんなの関係ないだろ!」と言うけんじの反論は、ハン
      サムゆえに努力が正当に評価されない事に対する不満の表れの様に思えます。


見所...ももこっちの決めポーズ。

      おそらくはどれみがポーズを決めるのを見て、これが日本の魔女見習いのルール
      だと解釈してマネてみたのではないかと。

    ・ けんじの取りまきに入っている、いと子ちゃん。

      実は面喰い?それとも手のかかりそうにないタイプが好みとか?

    ・ 杉山とけんじのケンカに注目している麗香サマ。

      実は麗香サマも「美しいがゆえに皆とお近付きになれない者」として勝手な親近感
      をいだいてたりとかして?


6話「挑戦!初めてのパティシエ試験」  ####b


主題...「料理は心や!」

      モノづくりに心をこめるというのは1作目から共通したモチーフですね。
      まだつき合いが浅いために起こるももことのすれ違い、スピーディーなカット割り、
      こまやかな演出など、いつもながら素晴らしい話でした 。


見所...「魔女見習いならハナちゃんに会えるね。」(1話でのおんぷちゃんの台詞)

      今回、ももこにクールだと誤解された時のための伏線ですね。

    ・ どれみを引きずりおろして、ハナちゃんから隠れるシーン。

      帽子をキャッチする細かいはづき、起き上がろうとするニブいどれみ、そのお団子
      をつかんでムリヤリ押さえつける乱暴なあいこ、とキャラの性格がよく現れてます。
      木の影に隠れる時にどれみの頭が横になってるのもコマかいですね。


8話「親友って、なーに?」  #####


主題...「つき合いの密度は時間と正比例するワケではない。」

      信子ちゃんのホラ話を翻訳してみせた時に、あいこちゃんの「つき合い長いからな。」
      と言う台詞があります。
      これは信子との心理的な距離をみほちゃんに感じさせる今回の話の始点であると
      同時に、上で述べた結論(信子ちゃんとのつき合いは、どれみちゃんの方が長いハ
      ズですね)を示す終点でもあります。いつもながら実に凝った仕掛けがなされていま
      すね。一見ハチャメチャに見える合作マンガの世界にも、ちゃんと計算がなされてい
      るようにうかがえます。
      これは2話での予告のセリフにもある様に、どれみが「感動」させる番組ではなく「考
      え」させる番組として制作されている姿勢を表わしているのではないでしょうか。


見所...扉の後ろにお団子をハミ出させて隠れてるどれみ。

      明らかにおんぷちゃんの「ズバリツッコミ」待ちです。予告ではづきちゃんもやられて
      ますね。

    ・ 無国籍戦士あいこ

      今回の新作は、みほちゃんのアイディアも入っている様です。邪推をすればあいこち
      ゃんへのイヤがらせのようにも見えます(全てがトートツな展開であいこを置き去りに
      しているのを、なんとかして信人の意志が主役に押し上げていますね)。
      邪推はさておき、このマンガが信子ちゃんとみほちゃんの精神世界を表わしてるのは
      確かで、登場人物の扱いがそのままこの2人との心理的距離とシンクロしてるように
      見えて興味深いです。
      同じクラスのどれみと麗香の扱いが大きくてにぎやかなのに対し、転校生のももこや
      チャイドルのおんぷの扱いは実にチープでストーリーにもほとんどからんできません。
      男子に至っては、顔さえ出てこないという有り様だったりします。

    ・ どれみロボの変形。

      本人のとまどいをよそに勝手に進行してしまう点では、アクマイザー3のザイダベック
      号をも上回る理不尽さです。


9話「はづきとまさるのたからもの」  ##

主題...「言いたい事ははっきり言おう。」

      意思表示の苦手な2人が、意志の伝わりにくい相手に振り回される話でした。


見所...まさる達の前に出て行こうとするどれみを止めるあいことおんぷ。

      さすがは世知に長けた2人です。ホントは喋れるのにもかかわらず、事態をやや
      こしくしないためにじっと耐えている鳩笛も大人ですね。


10話「おとなになんてなりたくない!」  ####


主題...「本人にしかわからない悩みがある。」

      正直、背に関してはどれみちゃんと同じ立場な私には奥山さんの悩んでる事はよく解
      かりません。むしろ、うらやましい位です。
      彼女の悩みは他人から見れば大した事なくても本人にとっては大問題ってヤツで、そ
      れゆえに「あたしはなんでこんなコトで悩んでるんだろう。」などと思っているのではな
      いでしょうか。
      ひやかしにしろ、はげましにしろ、何度も同じような事を言われた彼女はその度に反発
      の度合いを強めてしまい、とうとう一人蒸し風呂状態に。ほとんど行き着く所まで行って
      しまいます。そんな彼女を救ったのは、かつて同じ様な悩みを持っていたとの関先生の
      一言、つまり「歩み寄り」の姿勢でした。
      このまま行けば、おそらく彼女の悩みはほぼ一生消える事はないでしょうが、関先生の
      言葉はずっとはげみになっていく事でしょう。


見所...お菓子の材料の牛乳をパックから直にガブ飲みするどれみちゃん。

      完全に見境ありません。どうやら彼女は意外と背の事を気にしているようです。そう考
      えると、あのお団子は視覚効果により身長をカバーする為の物とも解釈できそうです。

    ・ 体重計につま先立ちで乗るかなえちゃん。

      どれみと同じボケをかまして疎外感を与えない様にする、彼女ならではの配慮ですね。
     


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